DrawGUI は二種類ある Draw 系イベントの内一つです。
なぜDraw
に二系統あるかというと、通常描画とは別にGUI
(いわゆるボタンとかユーザインターフェース)用にDrawGUI
が設けられています。
文字を表示するだけならDraw
でもDrawGUI
でもどちらでも構わないのですが、実行順を意識しながら更に文字を表示する本来用途とか考えるとGUI
の方が良いかなという理由でDrawGUI
を選びました。
暗黙的に自動実行される Draw でスプライトを描画
オブジェクト・プロパティで最初に確認した「Visible (可視化)」
がオンになっていることをここで思い出してください。
可視化オプション
がオン
になっている場合、スプライトを表示するため暗黙的なDraw
が実行されています。
今回、オブジェクトはスプライト(オブジェクト・インスタンス自身の外観)を描画しながら、文字を描画する処理をも加えます。
文字を描画する場合、Draw
でもDrawGUI
でも選べますが、イベントからDraw
を選んだら、オブジェクトの描画処理をGMS
任せから完全なユーザ定義に任せることになります。
すると文字描画処理をDraw
で行う場合には、スプライト描画用のアクションも自身で付け加える必要が出てきます。
せっかく可視化をオンにしてある、そして通常描画処理はGMS
に丸投げできて、しかも二系統あるのだからDrawGUI
を選んで文字描画用に割り当てれば、DrawGUI
にだけアクションを定義するだけで済みます。
実行順を考える
Draw
の後にDrawGUI
が実行されます。
可視化オプションをオンにしたことでDraw
は自動的にスプライトを描画、次の処理DrawGUI
で文字を描画する指示を出すと、文字列描画は必ずスプライトより前面
に描画されます。
この処理だとスプライトと文字が重なって表示される場合は、必ずスプライトの上に文字が重なるように表示されるので、スプライトで文字が隠れてしまうことはありません。
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