GMS で作成されるゲームは最低限1つの「ルーム」が必要となります。このルームとはなんなのかについて。
ゲーム作成ツールが世の中には数多あるのですが、GM:Studio と呼び方が違うだけでルームに似た概念は共通して存在します。例えば Clickteam の Fusion シリーズとかは 「フレーム(Frame)」、Scirra の Construct2 は 「レイアウト(Layout)」、Unity や UE4 では「シーン(Scene/あるいはレベル)」と呼ばれています。
ルームとは
例えとしては演劇の舞台(ステージ)のような「物を見せるための場」的な仮想的空間です。
ルームにはオブジェクトのインスタンスを配置するのですが、ルームが舞台ならそこに配置されるインスタンスを役者(Actor/アクター)に例えたりもします。
舞台を舞台として見せるためには役者だけではなく舞台背景・小物や音楽・照明といった演出も必要で、それらはリソースツリーに集約され舞台で活用されることを待っているというわけです。
ルームには専用の「ルームエディタ」が付属し、ルームエディタからオブジェクトや背景といったリソースをインスタンスとして追加できます。
ルームエディタとは
インスタンスの配置状態を視覚的に確認できるのがルームエディタの特徴で、効率的に配置するためのグリッドとスナップ機能も付いています。
ルームエディタはインスタンスの重なり(depth
)を確認したり、背景や障害物の位置を確認したり、ゲームデザインに重要なサンドボックス(sandbox/箱庭
)的役割を担います。
伝統的にこの手の設計を担うエディタはレベルエディタとも呼ばれています。
ROOM では Properties からウィンドウサイズや描画更新スピード(speed)など、ゲーム動作の根幹をなす各種設定も行います。
- 買った直後・スタートアップ画面とライセンス認証など
- ライセンス認証後、環境にまつわる設定を変更
- コードエディタの設定、予測変換の反応速度など
- プロジェクトの新規作成、文字と画像を表示してみる