音声ファイルフォーマットの再生はmp3, ogg, wav の三種類に対応。

GM8.1 までサポートされていた MIDI は非対応となった。

このエントリーをはてなブックマークに追加

参考(YoYoGames):Sounds and Music

圧縮フォーマットの利用と注意点

MP3 の利用に関する最新情報は MP3 関連の特許権が消滅 という記事を先にご覧ください。

※ MP3 関連のパテント切れによって 2017 年 4 月 23 日以降 MP3 はライセンスフリーで利用できるファイルフォーマットとなりました。

2017 年以降はゲーム用のサウンドとして MP3 ファイルフォーマットを利用してもライセンス料を求められることは無くなりました。

参考(www.iis.fraunhofer.de):MP3

mp3 は広く普及した圧縮形式だが、ゲームで利用する場合はライセンス料が発生するため、海外含め mp3 の利用は回避されるケースが多い。


どこまでを商業利用とするかは解釈の範囲が広く隙は無い。例えばフリーウェアであっても有料の雑誌で円盤が配布されたり、動画サイトでプレイ動画が流される際に広告が表示されるケースなども商業的利用とみなされる。

参考URL (mp3licensing.com):ライセンス実施料/ゲーム
※ mp3licensing.jpサイトは、2016 年 4 月に終了、mp3licensing.com に統合された
mp3_blue

ogg は mp3 に代わる有力な音声圧縮技術として普及しており、モバイルでは Android は利用を推奨している。しかし iOS がネイティブでは対応しておらず、HTML5 ではブラウザ毎に対応が異なるためややこしさを増す。

※ iOS に関してはアプリにデコーダを内蔵することで ogg 再生は可能、ただし CPU 負荷が高くメモリも喰いやすい。デコーダは Tremor とか高速なライブラリもある。

上記三つからの選択肢だと最大互換性は wav が安心、しかし未圧縮なのでファイルサイズ増える。

音声ファイルのフォーマット選択はどこかに妥協点が必要。Cocos2D-x などの場合、ビルドターゲット毎に音声はファイル差し替えで対応したりするので、複数フォーマットのファイルを事前に用意しておくケースもある。

次のページへ

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *