コンセプトは同じだが開発手法がまったく異なる Clickteam 製品の MultiMediaFusion2/ClickteamFusion2 ( 以下 MMF/CF25 )と YoYo Games の製品である GameMaker:Studio ( 以下 GMS )との比較記事。その3。

このエントリーをはてなブックマークに追加

MMF/CF25 のイベントエディタについて

イベントエディタはコーディング不要な開発ツールである MMF/CF25 上でオブジェクト動作などを定義するための重要なエディタである。

このエディタは表計算ソフト( Lotus )から着想を得ており、スプレッドシート型をしている。

Clickteam_Fusion_2.5_EventEditor_Screen_shot

CF25のイベントエディタ画面

画面左側にコンディションを並べ、画面上部に配置されたアイコンから各種機能やオブジェクトなどを選択しアクションを定義できる。

GMS には MMF/CF25 のイベントエディタに相当する機能及び概念は無いが、アイコンからイベントやアクションを選択して組み合わせ動作定義する仕組みはある。しかしスクリプトを使ったコーディング用には高機能なワードプロセッサーが付属するのに対して、アイコンからのアクション選択は編集画面も小さく複雑な挙動の編集には向かない。

GameMakerStudio_Event_Action_CodeEditor_ScreenShot

GameMakerStudioのコードエディタ画面

GameMakerStudio_Event_Action_Edit_ScreenShot

GameMakerStudioのアクション編集(GUI)

全く異なるオブジェクトの概念

MMF/CF25 のオブジェクトは予め機能や役割が固定化されており、単機能なオブジェクトを 1 フレームに集めて配置することで結果的に 1 フレームには多彩な機能を持たせることができる。つまりフレームに対しては柔軟な設計ができる。けれども、オブジェクト自体の機能をデザインすることができない。

GMS はこの逆、オブジェクトは初期状態で機能や役割も持たず一律同じ。白紙状態のオブジェクトは必要に応じた機能を選択的に取り込むことが出来、オブジェクトの役割を自由に設計可能という仕組みを提供している。

最後に、次のページでオブジェクトの概念についての詳細な比較を行う。

次のページへ