リファレンス URL:ds_grid_create(width, height);

「実数型 (Real) 」として戻り値。

データ構造の一つ、グリッド()= 二次元配列を作成する関数。通常の配列はデバッガから中身を見ることができるが、データ構造として作られた場合には配列データの中身をデバッガからも閲覧できない。

この関数で作成された二次元配列は、通常の方法で作られた配列とは別物として区別されている。関数の戻り値には ID が返る。これは作成したグリッドを管理するための ID であり、デバッガから見た場合 ID としての数値が確認できる。

データ構造は配列を利用した概念および仕様であり、グリッドというデータ型では無い。このため型判定は is_array 関数が使えず、代わりにデータ構造の存在を確認する専用の関数である ds_exists を用いる。

よって二次元配列ではあるが、アクセサリとしてのグリッドはあくまでもデータ構造の一つであり、通常の配列からは独立した「グリッド」という固有の機能としてまとまっている。

しかし GML で利用される通常の二次元配列的に近い形で利用できるような糖衣構文(シンタックスシュガー)が用意されているため、これを使えばデータへのアクセスは容易となる。

GML における通常の二次元配列の利用は

var s=0; for (i=6;i>=0;i--) { for (k=6;k>=0;k--) { s++; TEST[i, k]=s; }; }; var spread = TEST[0,0]; // var spread に返る値は 49
上記のような形をとる。グリッドも基本的な配列構造は同じなので、値の呼び出しおよび代入に糖衣構文を利用した場合は通常の二次元配列とほぼ同様になる。※ しかし微妙に異なる

糖衣構文として # を用いる

スクリプト・サンプル
TEST = ds_grid_create(7, 7); var s=0; for (i=6;i>=0;i--) { for (k=6;k>=0;k--) { s++; TEST[# i, k] = s; }; }; var spread = TEST[# 0,0]; // var spread には値 49 が返る
グリッドでは糖衣構文として # を用いる。これ以外にも専用関数が用意されている。 TEST[# i, k] = s;
Functions/ds_grid_create

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