参考( Wikipedia ):Clickteam:クリックチーム
参考( Clickteam.com ): Clickteam.com | 紹介
「ClickTeam」は François Lionetと Yves Lamoureux(ともに開発者)、そして Francis Poulain(財務)が 1993 年に作ったフランス・パリの会社です。
独特な会社の形態を取っていて、説明をそのまま信じると「 A true on-line company =オンライン・カンパニー 」、つまりインターネットがあるし会社に出勤しなくていいからオフィスの机は不要では? 的な組織のようです。
Apache ソフトウェア財団みたいに物理的なオフィスを本当に持たない組織なのかはちょっとわかりません。チーム結成初期は当時住んでいた Francois のマンションの一室使って Yves と二人で開発してたみたいです。
François と Yves、二人は現在も「 Clickteam 」の Founding Developer です。この二人は「クリックチーム」という会社を作る以前には、アミガ や アタリST といったいわゆる現在のパーソナルコンピュータのご先祖さま?にあたるプラットフォームで(主に欧州などで) 1980 年代からゲームプログラマとして広く活躍していたこの分野の「 パイオニア達 」です。
François は 1988 年に Mandarin Software(現 Europress )から発売された Atari-ST 用の開発言語「 STOS Basic 」の開発者として知られ、その後 1990 年に Amiga 用の「 AMOS Basic 」も手がけた功績があります。
彼のこれまでの取り組みはクリックチームのフォーラム内に設けられた個人ブログ記事でも断片的なエピソードとして読むことができます。クリックチームのデビュー作となり日本でも広く知られた開発ツール「 KnP (クリックアンドプレイ) 」開発秘話とかも読むとおもしろいです。
STOS や AMOS について
時代背景的に日本では「第三次ゲーム機大戦」以降に相当するため、ゲームと言えばいわゆる家庭用ゲーム機でしかも任天堂が史上最強だった時期と一致しており、それ故に STOS の思い出を日本語で語ることができるマニアックな人は多分アスキー創業者の西 和彦さんとかソフトバンクの孫 正義さんくらいでは無いかと推測(妄想です)。
要するに探しても日本語の資料はネット上にほとんど無く、日本ではその業績が知られることもなくいわゆる無名。
開発言語としての BASIC を熱く語れる人たちは 1980 年代に業界で活躍してたみたいなので、2ch の過去ログサイトなどを探して見ると MS BASIC 関連のスレッドで唯一「 STOS と AMOS 」について少しだけ語られている部分があります。
※参考( 2ch 過去ログ ):芸術としてのマイクロソフトBASICの211