Basic Alignment Templates
アプリケーションの実行中に整列テンプレートを選択して、オブジェクト・インスタンスを指定位置から均等に配置する命令です。対応オブジェクトはアクティブ ( Sprite ) のみ。
整列 (Align) 機能について
位置を変えるだけでなく、変数へ値代入、アニメーションフレームの操作を同時に実行します。
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オブジェクト・インスタンスの位置を変更
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インスタンスの予約変数に Sequential Number ( 連番 ) 代入
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アニメーションを持つインスタンスに対して、Animation Frame と連番を一致させ変更、アニメーションの停止
整列テンプレートの一覧
インスタンスの持つイメージサイズなどを取得しながら最適な等間隔配置を実行します。
テンプレート名は長いので配置する方向に応じた省略形が利用されます。
Left to Right は L2R 、Top to Bottom は T2B といった具合に略されます。
整列パラメータ : サンプル
パラメータで整列位置を調整できます。以下は Grid:L2RT2B のサンプルパラメータです。
"100, 100, 3, +10, +10, true"
パラメータは異なるデータ型を文字列化して 1 パラメータにまとめ、一括送信する方式を採用しました。このパラメータは JSON と連携できます.
整列パラメータの解説
Grid:L2RT2B のサンプルパラメータを使って、利用できる変数型を説明します。
Param | Type | Detail |
---|---|---|
100 | Int | X pos |
100 | Int | Y pos |
3 | Unsigned Int | Number of rows |
+10 | Int | offset value for x coordinate |
+10 | Int | offset value for y coordinate |
true | Boolean | Force Change the Animation Frame |
注意すべき点として、以下。
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Align は整数値のみを利用。
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符号無し (Unsigned Int) と符号付整数の二種類があります。
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符号無し整数は主にマイナス値入力を避けるため用いられている。
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可読性向上のため符号が使える値には符号の利用を推奨。
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真偽値 (Boolean) は小文字で
true
とfalse
のみ利用できる。
データ型に関する仕様は以上です。以下は書式に関する注意点です。
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テンプレート毎にパラメータは専用の書式がある。
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解析に失敗したパラメータは構文エラーとなる。
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可読性向上のためホワイトスペースは自由に使ってよい。
パラメータ仕様 : ホワイトスペース
可読性向上のためパラメータにホワイトスペースは自由に挿入できます。極端な例として以下も可能です。
" 1 0 0 , 1 0 0 , 3 , + 1 0 , + 1 0 , t r u e "
パラメータ仕様 : プラスマイナス符号
数値のプラスマイナス符号について、マイナス値指定を許可しないケースがあります。
+
と -
の符号はパラメータの可読性向上のためオフセット値には利用を推奨しています。
符号なしが指定されている場合、値は正数値であり絶対値であるという前提があるため、プラスであっても符号は付けると書式エラーになります。
Notes
整列機能では浮動小数点数をパラメータに利用しません。以下はエラーとしてのサンプルです。
データ型を無視してパラメータを記述することはできません。
テンプレート・パラメータは互換性があるものもありますが、基本的にパラメータの数も異なるため、動作検証無しで他テンプレートへのパラメータ流用は避けてください。