グラフィックス進捗 12

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池袋:モブキャラへ着手

池袋にある鬼子母神堂境内には日本最古の駄菓子屋がある。お化けハンター達がここで休憩をとったり、待ち合わせに使ったりしているという設定。

駄菓子屋の女将。本人は小柄・大型のそろばんを扱い、常に煙管を吸う。頭は古風な結い上げ。手焙( 小型の火鉢 ) 、火鉢の上に載せた小型の鉄瓶。

池袋・鬼子母神堂境内・駄菓子屋/女主人

カタツムリエキス入りソフトクリームを売ろうと新大久保のパヨチン一家が企んだが、事業は失敗。ソフトクリームは廃棄、そして「もったいないお化け」と化したソフトクリームが人間たちへ復讐する!という粗筋。

キャラクタ一覧の更新

「いらすとや」さんの素材は改変自由とは言え、これは本当に許されるのだろうかという気にさせる……一抹の不安。

キャラ一覧・池袋と上野を追加

残りは新宿、渋谷、品川、合計三つの駅に登場するモブキャラ達。

新宿/渋谷/品川

新宿に登場させるモブキャラをどうするか、構想がしっかり固まっていないから後回し。

渋谷と品川を優先。品川は「ぺんた君( ペンギン ) 」、渋谷は「モヤイ」と「ハチ公」が登場する。

渋谷について

モヤイとハチ公、どちらも待ち合わせとしては定番化している駅前集合スポット。知名度的にはハチ公圧倒的。

モヤイ像は渋谷駅西口( 南改札 ) 、ハチ公はハチ公口。どちらも直線距離で近い。

モヤイ像に使われている石材について

モヤイ像は伊豆諸島「新島村(東京都)」の名産である石材「抗火石(コーガ石)」を加工して作られている。抗火石とは軽石の一種であり、要するに「軽石」であり「火山岩( マグマ由来の岩石としての火成岩であり、地表近くで冷えて固まった溶岩を火山岩と呼び、地下深くで固まった深成岩とは区別される ) 」である。

ただし抗火石を名乗れる石材は産地が限られているため、その辺に転がっている適当な軽石は「抗火石というブランド」を名乗れない。

抗火石はスポンジ状構造・多孔質、石としては柔らかく加工が容易という特徴がある。「抗火」という名の通り耐火性能があり、更に耐酸・断熱・軽量で経年劣化にも強く、これら性質から住宅用・不燃建材として古くは江戸時代から利用されている。

建材利用できるほど大きなものは現代だと新島くらいしか産出がないらしい。抗火石とほぼ同質の石材は採掘できる場所が世界的にも限られていて、日本以外だとイタリアのエオリア諸島 7 島では最大の島である観光で有名な「リパリ島( Isola di Lipari ) 」でしか産出しない。リパリ島は太古から活発な火山活動が記録されていた場所で、島の形成過程には火山噴火が密接に関係している。新島の抗火石は 886 年の噴火によって現出したそうなので、歴史的にはリパリ島ほど古くはない。

参考:新島物産株式会社:抗火石とは > 抗火石の歴史

モアイ像とモヤイ像、起源と区別

「イースター島のモアイ」をモデルに作られているのが「モヤイ像」である。

単なるパチモンを現代芸術と称して都に高額で売りつけてやった!!へへっ、ちょろいもんだぜ!……とかではなく、モヤイとは「舫う、催合う、最合う」といった言葉の意味をかけて名付けられ、昭和50年代くらいから新島村が制作してあちこちに寄贈していったものの一つであり、渋谷のモヤイ像も新島村の東京都移管百周年を記念して昭和55年に作られ寄贈された「友好の証の品」。間に海を置き距離を隔てた人と人、しかしココロの繋がりの近さを示す、かけがえのない芸術、Aoh-、すばらしいことなんやな。

単なる待ち合わせ用、奇妙なオブジェではないってことなんだ。

ちなみに忠犬ハチ公

忠犬ハチ公像は初代から銅像、しかし初代は戦時に金属供出され、供出された後も終戦前日まで粘って形を残していたのに8月14日に溶かされちゃったという。あともうちょっと、待っていることができないのは人間の方でしたというお話。




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