XLua の基礎 4

MMFI とは:二種類ある MMFI


mmfi

標準で組み込みの mmfi (旧版)

「 MMF Interface 」を略して MMFI と呼びます。XLua で使える拡張Cモジュールの一つです。MMF2 のアクティブオブジェクトなどを XLua に Export (エクスポート)してあげると Lua スクリプトでコントロールができる、つまり Lua スクリプトで MMF オブジェクトのコントロールが可能になります。

MMFI には一応二種類あって、一つは XLua に最初から組み込まれている従来の MMFI ( Classic or Embedded )、そして最近もう一つ DLL 形式の MMFI が付くようになっていてこっちの方が高機能かつ書式も簡潔で好ましいです。

新型の MMFI については本家フォーラムの以下スレッドを読んでください。旧版の MMFI と比較してかなり魅力的な書き方ができます。
Object-based MMF Interface – Clickteam.

MMFI Classic と新型の MMFI 排他的な利用のみが可能で、どちらか一方を選択したらどちらか一方は排除されます。書式に互換性が無く混在させることができないためこの外部 DLL を使うと従来の MMFI で開発していたコードをかなり見直ししないといけないのもつらいです。しかし XLua 開発者は今後外部 DLL の方を重視するようなので最新版の XLua は内部ドキュメントもオンラインドキュメントも MMFI Classic の解説を省いてる気がします。

というわけで XLua は最新版を使うにしてもヘルプは旧版の方も手に入れる必要があります。

zip

XLua( 旧型 )

これが旧版の XLua、こちらに付属するヘルプファイルなら MMFI Classic の説明も載ってます。

zip

XLua( 新型 )

こちらが最新版( 2011 年 2 月時点)の XLua 1.5.1。ヘルプファイルはオンラインドキュメントと同じ内容のものが付属します。MMFI Classic の説明は無く新版 MMFI の説明しか載っていません。

XLua Online Documentation

どっちの MMFI を使ったら良いの?

どっちでもいけるのですがこのブログ筆者は Classic で先に覚えてしまったので、組み込まれている MMFI を通常使います。これで大体事足りてしまうので実際にフリーセル(トランプのカードゲームです)とかメッセージ表示システムも旧版で作りました。新型使わなくても全然なんとかなります。なんとかなるんですが今後説明するとなると新版と旧版でオブジェクトをエクスポートした後の書き方もだいぶ異なるので、MMFI の使用はどっちか一つに絞った方が良いのだけど・・・結局この設問については今答えがでませんでした。


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