最初にやるべき3つ
色々設定はあるのですが全部説明するとややこしい、だからアプリケーションを新規作成から行うなら「ぜひやるべき設定を3つに絞ったら」という具合で話を進めます。
- ビルドの種類:ビルドするアプリケーションの種類を選択します。
スタンドアローン
スクリーンセーバー
スタンドアローンJava
など何種類かの実行形式があります。出力用途にあわせてください。このサイトでは主にスタンドアローン(PC用)しか触りません。
2.フレームレートの変更
一般的なPCモニタのリフレッシュレートに合わせると良いです。だから現在の主流・液晶モニタに合わせるとしたら設定は60になるはずなのですがMMF2はなぜか初期値で50になっています。これを60に直してください。これを弄ると本当はタイマーイベントの数字も合わせて弄らないといけないのですが、タイマーイベントはあんまり使わないのでここでは放置しちゃいます。タイマーイベントをあまり使わないのは処理が重い割に精度は高くないし、変数への数値代入と比較でタイミングを作ればよいのでそちらのほうが処理も軽いし推奨されているからです。
3.グローバルイベントの設定
便利だからぜひ活用してくださいという意味でこれを最後の三つ目に選びました。アプリケーション全体で共通化できる操作やイベントの再利用を考えるならここにまとめると良いです。グローバルイベントはアプリケーション内ならフレームを跨いだ動作をします。アプリケーション内すべてのフレームが抱えるオブジェクトをインポートできるのも特徴(※1)(※2)です。フレーム単位でグローバルイベントを無視させたい場合はそのような設定がフレームプロパティにありますから特定のフレームにはグローバルイベントを無視させることもできます。
(※1:例外アリ:外部リンク)
グローバルイベント・オブジェクトイベントで使用してはいけないエクステンション
(※2)–識別子はインポートできません。ここでは「オブジェクトグループ」のことを指します。ちなみにオブジェクトグループはオブジェクトイベントなどにもインポートすることができません。
例えば筆者は自分でMMF2を使って何か作る場合「ストーリーボードコントロール」関連のイベントを共通化してグローバルイベントにまとめています。Rキーを押したらフレームの再起動、ESCキーはアプリケーションの終了・・といった具合にフレーム再起動やアプリ終了のキーボード操作をアプリケーションで共通化しました。フレーム再起動はXLuaで開発する際にも便利ですし、アプリ終了も同じような理由からです。