MMF2 の基礎概念 14


オブジェクトグループ

オブジェクトグループは複数のオブジェクトを一つのグループとして扱い、グループに属するオブジェクトの衝突判定や変数への一括代入、破壊など各イベント指定ができます。

object_group

オブジェクトグループの選択

同じ種類のオブジェクト同士なら同じオブジェクトグループにまとめることができます。

object_group_2

オブジェクトグループの概念図

例えば「アクティブ」は他の「アクティブ」と同じグループに入れます。

しかし「文字列」と「アクティブ」は同じオブジェクトグループに所属させることができません。

object_group_3

複数のグループに入れる

オブジェクトグループはあらかじめテンプレートが決定されていて、その中から選択してどれかを当てはめるという形を取っています。これらは重複しても MMF2 はお構いなしです。

例えば「アクティブ」で「敵」というオブジェクトグループをすでに使っている場合であっても、「文字列」があとから「敵」というオブジェクトグループを使えてしまう。

異なった種類のオブジェクトで「敵」という二つのオブジェクトグループを作ってしまった場合、各グループが独立しているのはメニュー内容などからも区別できますが、一見するとどれが「アクティブ」のオブジェクトグループなのか「文字列」のオブジェクトグループなのか見た目では区別できない不便が生じます。

アイコンを自作のものに差し替えができない、これもやや困った仕様の一つ。

object_group_icon_w

画像が重複したアイコン

オブジェクトグループは複製ができない

オブジェクトグループは複数のオブジェクトを一つのグループとして扱うので、さらに「グループの複製」ができると便利なのですがオブジェクトグループの複製はできません。

グローバルイベントやオブジェクトイベントにインポートできない

オブジェクトグループというのは「識別子」なので、「識別子」をインポートできないのが MMF2 の仕様です。つまりグループはフレームイベントでのみ扱えます。オブジェクトグループを多用する手法をとると、オブジェクトイベントを組む際に「あ、オブジェクトグループ使えない(インポートできない)んだっけ」を思い出すことになります。

event_error

識別子はインポートできない

実際の動作サンプル

いくつかサンプルを用意してみました。自分で作ったものと他人様が作ったものと複数サンプルをピックアップします。今回サンプル収集には「 Multimedia Fusion2 アップローダ」を活用しました。ここには MMF2 日本語版ユーザーが過去に多くのサンプルを提供してくれているので色々探すとおもしろいものが出てきます。サンプルの提供者が分かったものについては提供者の名前も書いておきます。まず自作の簡単なサンプルから。
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オブジェクトグループの簡単なサンプル

次にアップローダーから本格的なものを

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circlePhysics.mfa

物理エンジン
作者:Mr.Grotesque(ミスターグロテスク)

2chの過去スレ:汎用ゲームエディター『Multimedia Fusion2』 4より
ジャンプマン
作者:不明(2010/01/11(月) 00:27:12 ID:Aqi+MdKE)
これはアップローダーが違うので将来的に消えると思いますがいつ消えるか分からないのでブログ筆者が改造したものも貼っておきます。改造版は多少のオリジナル要素と複数の罠を用意しました。全 3 面

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ジャンプまん:Prester改造版

● おまけ
MMF2 アップローダーを漁っていたら発見した開発補助アプリ(ベータ版)。

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MMF2グループメモ

MMF2 のグループに関してメモを行えるツール。変数、文字列、フラグに対応。

作者:PEPOSOFT


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