GameMaker:Studio 2.0 新製品ラインナップ「CREATOR」登場


GM:S2.0 フリー版はすでに公開されていますが、新しくラインナップに加わった「CREATOR」について。


参考(YoYoGames):https://www.yoyogames.com/get

GM:S 1.4 は Windows PC 専用の統合開発環境(IDE)だったのですが、GM:S 2.0 からは IDE の動作環境が拡大され Win/Mac 対応となりました。IDE は Linux にも対応予定でしたがこれは無かったことにされた。

GMS 2.0 フリートライアル版もすでに出ているのですが、これは機能制限がきつく出力機能も無いのでフリー版というよりもまさしくトライアル版です。つまり

❤ 体験してね ❤ ってこと。

現在 GM:S 2.0 は少々複雑な製品ラインナップになっていて、一部にサブスクリプションが適用されているため全製品のライセンスが完全買取可能な開発環境ではないから、その点は注意が必要。

サブスク?って?

年間契約など、ソフトウェアを利用できる期間が制限されているライセンス形態をサブスクリプション(subscription/サブスク)と呼びます。

サブスクで今や一番有名なのが Adobe の Adobe Creative Cloud かな?

このブログで過去取り上げた開発ソフトだと Scirra の Construct 3 とかがサブスクで販売されています。

YoYoGames の GameMaker:Studio も 2.0 発売直前までは噂として、サブスクが導入されるのではないかと言われていましたが、現在まで全てのライセンスがサブスクではなく一部ライセンスにのみサブスク適用されています。

そして今回新しく追加された「CREATOR」という製品も、一年契約のサブスク・ライセンスとなっています。では「CREATOR」の特徴とかメリットは一体何なのか、以下に示す表を見ながら少し考察してみましょう。

GM:S 2.0 現在の製品ラインナップと価格表

まず「Creator」はサブスク・ライセンス販売、これは先ほど述べた通りで期限は 12 ヶ月。

開発環境は Win/Mac 対応ですが、「Creator」は Win/Mac それぞれライセンスが別れるような販売がされているので、開発環境を相互に乗り換える自由な利用法は想定されていないしビルドできる形式も一種類のみ。

しかし「Creator」の特徴としては機能的な制限がほぼ無く、あるいはフリー・トライアル版とは違い Win/Mac PC 用の出力機能が利用できます。

CREATOR は機能制限が無く一年 39ドル

ビルドしたアプリに製品のスプラッシュスクリーンが表示される以外に機能制限は無く(ただし YYC など専用コンパイラは付かないかも)、ビルドしたアプリを Steam などで販売することもできます。

この辺のゆるさが CREATOR の特徴で、

  • 価格安い
  • ビルド可能
  • 機能制限無し
  • アプリ販売可能

ボーンアニメーションの Spine やソースコントロール (SCM) 、テクスチャグループの編集機能やシェーダーなど、GameMaker Studio 2 Desktop と機能的には全く遜色ない。

価格は「CREATOR」が一年 39 ドル、「Desktop」が永続ライセンスで 99 ドル。

ただし「CREATOR」からアップルグレードする場合は 30 %のディスカウントがあるので、一年後に「CREATOR」から「Desktop」へ乗り換えしても、支払金額に大差はないようです。

コンソールへの出力機能は割高

ゲーム専用機への出力機能はそこそこ高額で、ライセンスもサブスクです。インディゲーム開発と言ってもコンソール出力機能に関しては、商業的に利益を出せるレベルの作品を作れる人達でないとライセンスの維持はコストがかかりすぎます。

モバイル向けの出力機能と UWP はそれぞれ 399 ドル。

これらは永続ライセンスなのでコンソールよりコストはかかりませんが、実質 400 ドルですからまだちょっと高く感じる。現在は iOS と Android をセットで Mobile という製品にして売っているため、バラ売りがないからこの価格なのですね。

「CREATOR」はお得か?

最新環境を 39 ドルで一年利用できる、ここにメリットを感じることができるかどうかです。年間で考えるよりも月額 3.25 ドル=大雑把 365 円、一日辺り 0.11 ドル = 12 円。

一種類だけビルドできるし販売もできる。気に入らなかったら一年後に契約を更新しなければ良い。永続ライセンスが欲しいならアップグレードする選択肢がある。

こう考えると、ゲーム開発の入り口として「CREATOR」は十分お値打ちな価格設定に思えます。

個人的にはもうしばらく GM:S 1.4 で頑張ってなんとか一作は世に出したいので、まずそっちを頑張って、そっちが終わってから「次」を考えることにしています。


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