GM:S1.4 の最新アップデータ、最新が Version 1.4.1772 です。
現在の最新は Version 1.4.1772 (2017年7月26日) 。大規模なアップデートになったため必要要件なども色々変わっています。リリースノートに一度目を通したほうが良さそうだったのでそれらを読むついでに情報をまとめておきます。
注意点など
必要要件に変更がありました。
参考(公式):GM:S 1.4 Required SDKs
Windows YYC と Android および Spine には要注意。
Windows YYC
Windows YYC は Visual Studio 2013 をサポート、VS2017 はサポートされていない。筆者の環境だと VS2010 だけどコンパイルもいける。
Spine
Spine は Spine の設定からバージョンを 3.4.02 に指定して作成する必要がある。
2017 年 08 月 22 日の Spine 最新版は Version 3.6.34 。なので少々古いバージョンを維持してアニメーションを作らなければならない。Spine はバージョンを指定して起動する設定があるのでそちらをまず確認すること。
Android Build
Android のビルドは環境を整えるのが面倒、今回は約一年ぶりの大規模アップデートだったため環境の整備には時間かかった。
まず基本として Android SDK 、Android Studio の利用は禁止、コンソールを指定してダウンロード・インストールするのは基本。
- Build Tools: 24+
- APIs Required: 23+ (However add in whatever your extensions require too)
- Support Library: 23.2.1+
- Support Repository: 35+
ビルドツールの要件や API は上がっている。基本的には上記組み合わせで利用すれば良い。Gradle がネットにアクセスできないと必要ファイルを更新できないので、GM:S のアップデータを適用後に Android 用のコンパイルを実行する際には必ずネットワークへ接続して利用すること。
Android NDK (32/64 Bit depends on your OS) は 12b 、この辺りは躓かないはず。
Java JDK のサポートは 1.8 “8u102” (32/64 Bit depends on your OS) となっている。
Version 1.4.1763(2016年10月06日) までは Java JDK も 1.7 を指定して利用できていたのですが最新版は JDK もしっかり 1.8 を指定する必要があります。
JDK 1.8 “8u102″はオラクルのページからダウンロードできるけれど、すでにアーカイブされているためオラクルから直接ダウンロードする場合はユーザ登録が必要。1.8 “8u102” に強く拘る必要はないはずだけど、面倒を避けるために今回はきっちりバージョンを指定してオラクルからダウンロードしました。
参考(Oracle):JDK 1.8 “8u102” Download
Android Build でエラーがでる場合
筆者の環境では 「Unsupported major.minor version 52.0」が出ました。
Android のビルドで Unsupported major.minor version 52.0 というビルドエラーが発生する場合、JDK のバージョンと JavaVM のバージョンが異なっているのが原因。
JDK 1.8 をキチンとインストールされているか確認後、インストールが確実だったら次に GM:S 側の設定画面から Java Compiler のパスとして JDK 1.8 が正確に指定されているかをチェックします。
この時 Android Build の設定なので GM:S の Global Game Settings(GGS) からうっかり設定項目を探してしまったのですが、コンパイラ用のパス設定は GGS からはできない点に注意。
コンパイラ指定は Preferences から Android のタブ項目を指定してオープン、そこに Java JDK Location という設定項目があるので 1.8 用のパスを指定します。
ここまできちんと確認すれば Android Build で Unsupported major.minor version 52.0 というエラーは消えるはず。