それでは気になるお値段は……、お高いんでしょ?
旧製品を所持している現ユーザにはアップグレード価格が提示されていますが、購入した製品タイプに応じて多少値引き率が異なっています。一番大きな割引があるのは、過去一番不遇と言われた「マスターコレクション」を所持しているユーザ向け。
しかし実際の割引率を見ると、「こいつら毎回不遇やな……」という感想。無駄な買い物をしたことが無い者だけが、石を投げなさい(救世主モード)。
注意点など
動作に必要なシステム要件が上がっています。
参考(YoYoGames.com):System Requirements
Minimum Spec
- 64bit Intel compatible Dual Core CPU
- 2GB RAM
- DX11 compliant graphics card
- Microsoft 64bit Windows 7
- HDD with at least 3GB free disk space
DX11 と 64 ビット OS が必要になっています。OS は Windows 7 の 64 bit が最低システム要件。Clickteam の F3 もこの辺りが下限になってくるかも?
Recommended Spec
- 64bit Intel compatible Quad Core CPU
- 8GB RAM
- DX11 based graphics card
- Microsoft 64bit Windows 10
- SSD with at least 3GB free disk space
クソスペックの PC は淘汰されるべきだが、XP で動く GM:S 1.4 は起動こそクッソ遅いが動作自体は軽かったしシステム要件も低かった。
GM:S 2.0 になってご覧の通りシステム要件は上がり、OS も Windows 7 : 64bit がかろうじて足切りされないギリギリ範囲内に収まった。しかし 32 bit はサポートされていない。恐らく Clickteam の Fusion 3 もこれに似たものになるだろう。つまり 32 bit は死んだんだ。いくら呼んでも帰っては来ないんだ。
逆に言うと、32 bit マシンでも製作を続行できる環境は GM:S 1.4 迄なんだ。
注意点
GMS2 の IDE は要 64 bit だけど、出力されるゲームは 32 bit のままです。
で、値段だけど
Android と iOS は「モバイル」というプランに組み込まれて GM:S 2.0 からはセット販売されるらしい。
デスクトップも Windows だけでなく Mac と Linux が含まれているお値段。
GameMaker: Studio | Professional | HTML5 | UWP | Android / iOS | Master Collection |
---|---|---|---|---|---|
Upgrades to | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
GameMaker Studio 2 | Desktop | Web | UWP | Mobile | Desktop, Web, UWP, and/or Mobile |
Discount | 40% | 40% | 40% | 40% | 50% any/all Products |
RRP | |||||
Price | $59.99* | $89.99* | $239.99* | $239.99* | Up to $524.98* |
筆者の場合、GM:S 1.4 でデスクトップと Android と HTML5 のライセンスを持っているから、これを一括で GM:S 2.0 へアップグレードした場合、割引なしで 649.97 ドル。アプグレ割引は 40 % なので、389.982 ドル。おおまか 390 ドル。
こないだ1ドルセール見た後だからな、クソ高く感じるわ。でも魅力はある。でもな、いまシステム要件満たす Windows マシンが無い。マック用のベータプレビューも提供が無いし、ウィンドウズ 10 マシンを新しく買わない限りしばらく試すことすらできない。
というわけで、初動は見てるだけー。出てもすぐに買わない。