新製品に関する情報が徹底して秘密化されているのは CT に限った話ではない。YoYoGames もほとんど新製品に関する具体的なロードマップをこれまで示して来なかった。
すでに終了した YoYoGames と Clickteam の Humble Bundle セール、新製品を出すための布石と言われており、実際に Clickteam は新製品を約一年後に発表すると公開した上で、新機能に関してもボチボチ具体的な公開が行われている。
参考:Welcome to the Fusion3 development blog
この手のブログを定期的に、できれば次回更新スケジュールも示してくれると気が効いているのだが、まぁそれはさておき……
CT は新機能を小出しにするようになったが YoYoGames はセール後も平常運転だったので、 CT 以上にマイペースやな……思っていたら、新製品に関するアピールがツィッター上で行われるようになってきた。
まずは昨日、新しいロゴ、そして今日はスクリプトエディタのスクリーンショット。
ノードベースエディタ?
スクリーンショットでは UE4 の BluePrints みたいなノードベースのスクリプトエディタに見える?残念ながらこれだけでは「それ以外の何か」を推測することはできないが、画像がフェイクで無ければスクリプトエディタは UI に大きな変化がありそう。
仮にエディタがノードベースになったとして、ノードベースだからすっげー!ではなく、古いインターフェースをすべて捨てたのならそこが評価高い。
GM:S にいらないもの。それは…
個人的に一番要らないのはアイコンから諸機能にアクセスする「GUI」。
あれ無駄というか、筆者は最初の一ヶ月しか使ってない。機能実装がもはや中途半端だし、高度な機能にはアクセスできないし、スクリプト使い出したらアイコンまったく使わないし、そもそも機能に応じたアイコン探すのがメンドクセーのです。
この辺りは MMF2/CF25 のエクステンションを探す苦労と似て、アイコンはどこに何の機能があるのか把握できるようにならないと、機能がどこにあるのか即座には分からんのです。
つまり慣れるまでの試行錯誤が必要なんだけど、この試行錯誤が情報としては他者と共有しにくい。コードならコード貼っつけるだけで済むけど、アイコンだとスクショ撮りまくらないといけない。
歴史的に見ても、ゲーム開発の初心者向けとして「GUI」はかつて大事な機能だったのだろう。
しかし今時そんなんイランというか、CT のようなイベントエディタもフレームエディタも作る気無いだろうから、中途半端な GUI に開発時間取られるならばいっそ捨てちまって、スクリプトエディタと GML に力入れる方が新製品としては期待できる。
実際、ノードベースみたいなスクショの GMS2 らしきものを見た時、ノードベースはどうでもいいが、スクリプトに力入れるのは方向性としてすごく良いなと思いました。YoYoGames の GUI は CT のレベルには絶対追いつかないから、捨てちまえ!捨てちまえ!思いました(煽っていくスタイル
アイコンから選択させてゲーム作るソフトは、そのインターフェースを作るための開発者負担が案外大きい。
CT の開発が長引くのもそうだが、エクステンション作るのがクソ面倒くさいのは、機能にアクセスするためのメニューやらプロパティを開発者が全部用意しなければいけないから(あるいはヘルプ用ドキュメントまで)。
機能を実装するだけでなくインターフェースも付けなければいけないので、ちょっとしたエクステも公開用はマジ手間かかる。ヘルプファイル=テキスト+100文字以内、サンプル=一個、機能=2〜3個。これなら比較的速いが。
ノードベース以外にどんな機能が付くかな
これはまだ今後のお楽しみである。
GM:S 1.4 がまだまだなかなか面白くて、GM:S 2.0 出ても買う気しなかったが(そもそもまだ一個も作品が完成してない)、スクリプトに力入れてくれるのならば……ならば…ならば?
……買‥‥う?
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