まずオブジェクトの持つことができる変数の数について、拡張されたのは「インデックスから指定した場合の変数の数」が「無制限」になったということ。
「 Named Value 」 =変数に独自の名前(識別子)をつけて確保できる数は 26 個まで。しかしインデックスを指定して利用する場合は制限がなくなります。
つまりどういうことだってばよ
インデックス( Index ) というのはここでは配列 ( Array ) の「添え字」または「添え数」という意味になります。
プログラム言語ではデータ構造のひとつに配列というものがあって、データの集合である「配列」から個々の要素を区別して呼び出す場合などに「添え字(インデックス)」が用いられます。
つまり CF2.5 では各オブジェクトの持つことができる連想配列は 26 個までだが、インデックスによる指定なら数に制限なく扱える仕様に変更されたということです。
連想配列というのは配列要素の区別に「添え数」以外、例えば「文字列=名前」を使うことができる配列という意味です。
試してみよう
まぁ小難しいことはどうでもいい、試してみようぜ。
インデックスを利用した要素の指定というのはもしかしたらあまり使う機会が無いかもしれませんが、高速ループを使いこなすような人なら「ああ、アレなアレ」でわかると思います?
そう、高速ループで使う「ループ・インデックス」と同じ要領で使いこなせます。つまりループ処理するときに便利なのです。
それからベータとして実装されたばかりなので仕方ないのですが、説明に関する記述がおかしい部分やデバッガから参照した場合の値は従来仕様までの範囲しか表示されていません。これらも最終的に修正されると思いますが、現時点はあくまでもベータであるということに気をつけてください。
検証のために作ったファイルを添付しておくのでご参考までにどうぞ。
ダウンロード:B282.3_test