
BugTracker に登録した修正案件中から、すでに 281.4 で修正されましたという報告が一週間以上前に来ていたので「まぁもうじきだろうな、うんきっともうじきだー」とかなんとか言われながらも、なかなか来なかった最新アップデータ「 281.4 」について、ホントのホントに「モウジキダー」らしいです。
今回は「 Seank Peak 」ということでパッチ本体より先にアップデートリストが先行公開されています。
参考:Clickteam Community - Fusion 2.5 Developer Build 281.4 (beta) sneak peak
Sneak Peak
スニーク ピーク って何? |
アップデータについて問い合わせが多かったらしく、スニークピークは「予告編」あるいは「ちょい見せ」「プレビュー」とか、要するに先行公開分/本体は未公開ってこってす。
今回アップデータが難産な件
CF2.5 の発売後、一般公開に及ばずのまま停止しているように見える案件が多数あります。この間 STEAM 版などは優先度が高く処理されたためフォーラムの利用などにあった制限は解消されています。
現在プライオリティ(優先度)の高いものとしてやはり体験版に相当する「フリー版」、そして「 Fusion 3 」「 Mac 系ランタイムとエディタ」と「クリックストア」が挙がっています。
公開が遅くなっているのはこれら案件が重なって処理されているからの様子で、特に「フリー版」は「 HTML5 」出力も正直まだ完成度が低かったため今回のアップデータでどの程度 HTML5 出力がブラッシュアップされているか注目されます。
気になるアップデートの内容は? Flash 編
チェンジログをざっと見た感じでは、Flash Runtime( SWF エクスポータ )が Physics (物理動作/ Box2D )へ対応できたようです。エクスポータをすでに持っている方にはこれは朗報になるかと思われます。
Flash はコレ以外にもかなり頑張ってくれたようで CF2.5 から標準動作化された「 ForEach ( On Each )」や「 Timer Events 」についても対応ができている?これは試してみないとどの程度の完成度なのか分かりませんが、今回のアップデータで エクスポータは Flash が一番期待出来そう。
Flash にも幾つかのオブジェクトが追加されるようで「 HotSpotChanger 」や「 MultipleTouch 」「 FGL Flash (アプリに広告を挿入する用途)」がリストに挙げられています。
? HTML5 ?
各種バグフィックスとファンクション、「 FLG 」などオブジェクトも追加。
iOS で報告が相次いでいた動作不具合やサウンド関連は修正がされたようです。
どの程度の動作安定性になったのかはやはり試してみないと分からない。期待したいけど、まだあえて報告してないバグもあるし報告したバグで解消されたというリプも返ってこないので、そういう点も含めて完成度がどの程度かまだ様子見。
? iOS ?
外部接続のゲームパッド動作に新たな対応が追加されています。
他多数バグフィックス。
? Android ?
Android 2.2 がサポートから外されます。2.2 は切り捨てされ 2.3 以降がサポート対象となります。
「 Android Object 」に幾つか新しいアクションおよびエクスプレッション追加。
デバイス操作系に「カメラオブジェクト」が追加?「写真」や「動画」を撮る命令がアプリからできるようになるはずです。ただし機種依存があるかもしれないのと、操作にはパーミションが必要になります。
Dev 版に「 FontPacker Object 」が追加。いわゆるスプライトフォント系のオブジェクトだと思いますが、説明によると「ウィンドウズで使ってるフォントをアンドロイドで使うことができるようになる」もののようです。
他多数バグフィックス。
? CF2.5 本体 ?
「 /L command line option 」の追加 = 言語設定に関する起動時のコマンドラインオプションが新しく追加されています。起動する際にコマンドラインオプションで言語を選択できるというもの。本体を起動してから言語を選択して再起動という手間を省くためのもので、普通一般の人はあまり使わない機能だと思います。
他多数バグフィックスなど。