高 DPI モニタ環境でテストビルド時にウィンドウが小さくなるトラブルとその解決策 1


Clickteam Fusion 2.5 利用時に Runtime Options のチェックボックスを試していたら遭遇したトラブルについて


Windows OS 11 でテストビルド時に表示されるアプリケーションウィンドウの表示サイズが小さくなった。ショートカット F8 押下時と Ctrl + F8 押下で表示サイズが違う。

F8 と Ctrl + F8 の違い

F8 を押した時の Window サイズ (見た目)

Ctrl + F8 押下時の Window サイズ、高 DPI 設定が有効

弄っていたランタイムオプションの設定はたぶん Full Screen が怪しいのだが、もしかしたら Options のどれかかもしれない

アプリの高 DPI 設定を変えてしまう

解決策について

Clickteam Fusion 2.5 は F8 を押した時に edrt.exe を起動している。この edrt.exe のプロパティから「高DPI設定の変更」を選択して「スケール設定」から「システム」を選択して決定すれば解決する。

edrt.exe の高 DPI 設定を上書き

edrt.exe がある場所は Clickteam Fusion 2.5 のインストールされているフォルダから Data >> Runtime >> Unicode とフォルダ移動していけば見つかる。

edrt.exe を見つけたら選択して右クリックからメニューを開いて「プロパティ」(ショートカット = ALT + Enter)で上記プロパティ画面が開く。

ユーザの動作環境も変えてしまう可能性

開発者は自分で治せるが、一般ユーザ向けに配布した実行ファイルがユーザの高 DPI 設定を上書きしてしまうのは良くない。

実際にトラブルシュートしたら高 DPI 設定が「アプリケーション」に設定されていたので、Fusion 2.5 は高 DPI 設定を上書きした後にチェックボックスを元に戻しても書き換えた高 DPI 設定を元に戻してくれていない。

OS は Windows 11 で試しています。

高 DPI デバイスについて

高 DPI デバイスというのは「高解像度ディスプレー」のこと。コンピュータで利用されるモニタ・ディスプレーは高解像度化が進んだ結果、古い仕様との互換性を維持するため OS 側は「スケーリング」という概念が利用されるようになっています。どこからが高解像度ディスプレーなのか定義は技術の進化とともに変わるのですが、過去と現在とを比較すると解像度はまだ上がる余地があるようです。

  • 640 × 480 (VGA)
  • 1280 x 720 (HD)
  • 1920 x 1080 (Full HD)
  • 3840 x 2160 (Ultra HD >> 旧 QFHD == 4K)

4K にはもう一つ「4096 × 2160」(DCI 4K)という規格もあります。

例えば 4K UHD の環境でスケーリング適用無し 640 x 480 のウィンドウを表示するととても小さく感じます。筆者の環境だとウィンドウズ OS 11 でスケーリング適用されて標準 150 % アップスケーリングされるので、実際は小さいウィンドウでも見た目の動作互換性が確保されるという仕組みになっています。

スケーリングによって低解像度(例えば 640 * 480 サイズのウィンドウなど)なアプリケーションウィンドウは OS のスケール設定に応じた倍率でアップスケーリングされて表示されます。

この設定は各アプリケーション単位でプロパティから選択・変更することができ、今回のトラブルシュートのようにお行儀の悪いソフトウェア(!)が設定を上書きして元に戻さないとウィンドウサイズが小さくなります。実際にはスケーリング設定に応じた倍率で拡大表示されているのが普段なのですが、拡大倍率が適用されなくなると本来のウィンドウサイズで表示されるようになるため、見た目だけ小さくなる。


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